ラブストーリースクール×ファンダンゴ 特別企画『マジック・マイク』座談会

ラブストーリースクール×ファンダンゴ スペシャル・コラボ企画『マジック・マイク』座談会 〜映画好きな主婦たちが語り尽くす!

<参加メンバー>

ラブストーリークリエイタースクールの生徒さん、ファンダンゴ編集部 

*司会:木村ちゃん(ファンダンゴ・ライター)

こんにちは、ファンダンゴ編集部です。近年アメリカでスマッシュヒットしたイケメン男性ストリッパーを題材にした映画『マジック・マイク』はご存知ですか?『マジック・マイク』ファンにとっては嬉しい2作目となるマジック・マイクXXLが2月にDVD化されました。

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この作品の面白さはビジュアル通りパンツ一枚で派手な演出と激しいハードアクション・ダンスで踊りまくるイケメンたちのショービジネスの表側と、裏側ではそれぞれの登場人物のドラマ模様を繊細に描いているところにあります。

ファンダンゴではこのシリーズのポテンシャルに注目し、『マジックマイク』第1作目の特別座談会を開催しました!

今回、座談会に参加していただいたトークメンバーは「この映画について語りたい!」いう主婦の皆様に集まっていただき、本サイトでもコラムを書いている木村ちゃんが名司会ぶりを発揮して、ゲキアツな女子会トークを繰り広げてもらいました!その内容をお届け致します。

※参加メンバーのみなさんは「世界初、ラブ・ストーリーがしっかり描ける女性映像クリエイターを発掘・育成するラブストーリーースクール事務局」のご協力のもと参加いただきました。

文章化する都合上、座談会内容を加筆修正してお届けしております。

ラブストーリースクール公式サイト

 

文章化する都合上、座談会内容を加筆修正してお届けしております。

▼トークテーマ①:<マジック・マイクの総合評価> 観終わったあとの第一印象を教えてください。

A「面白かったし、感動もしました。それは、ストーリーではなく踊りが!ダンスが超カッコ良かったです。

B「個人的に、私は先週子供の中学受験でずっと(張り詰めた)テンションだったのですが、昨晩観て、一気に本来の自分に戻れる、テンションが上がる作品でしたね。」

A21歳の息子と観ました!」(一同「ええー!」)

B「でも、男の人のストリップがイヤらしいとか、そういうことではなくて、ちゃんとストーリーがあったので、ラブストーリーが良かったです。」

D私はちょっと面白くなかったですね。どこに焦点をあてて観れば良いかわからなくて、間がすごく間延びした感じで。そこでとても眠くなったのと、最後観たらこれは続きがあるものなのかなっていう気はしましたけど、全部中途半端な感じ。だから自分の気持ちをどこにも乗せられなかったです。」

徳武(ファンダンゴ編集部)「男目線、男側の話ですからね。

B「中途半端な、何をしても上手くいかない感じの話なんですよね。」

A「マジック・マイクは2013年の作品なんですよね?私、実は古い映画だと思っていたんです。間延びするストーリー展開と全体的な抑揚が昔っぽい感じだったから。

徳武「ソダーバーグ監督は群像劇が得意な監督なんです。」

C「私は、他のストリップを題材にした映画でコメディに近い感じのものがあって、それがパッと頭に浮かんだのでコメディとして観始めてしまいました。群像劇とも思わず観たので、コメディにもなってないし主人公の職業悩みもそこまで深く描かれずに、中途半端だなという気がして。単純に踊りは素晴らしいなと思ったんですけど…」

D「私はストリッパーとしての仕事に関してはとてもよく描かれていて、ラブストーリーは曖昧に感じました。

C「なんか欲張りすぎたのかな?詰め込みすぎていて、おまけに時間も110分で。」

木村ちゃん「まとめると、面白いという意見もありつつ、消化不良の点も感じられるという印象のようですね。

 

▼トークテーマ②:好きな登場人物は誰ですか?

A逆に、マイク以外いる?」(一同「笑」)

B「なんで〜?19歳のアダムもカッコ良かった、誰が見てもカッコ良いですよね?多分、女の人は両方好きだなと思いながら作品を観るのかなと思ったんですけど。でも私、麻薬を売っていた太ったDJ(も好きです)!」

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▲デブのDJの彼はいい人でした。次作『XXL』でもイイ味出してました!

D「私はマイクかな。」

木村ちゃん「マイクが良いなって思った理由はなんですか?」

A「私は職業に関することも、今時の映画ではないピュアなところを抜き出していて、ずっと夢を追い続けながら、踊っている自分は本当の自分じゃないんだっていうところがキュンとなりました。

B「あれだけ派手なことをしているのにプライベートではとても物静かな人で、選ぶ女の人も最初心理学系の女の人で。次に好きになった子がきちんとした子を好きになるっていうとこが良かったりしますよね。」

D「ストーリーの解釈が違うかもしれないですけど、マイクはお姉さんのことが好きだったんだけどお姉さんに彼がいたから、自分のことを好きかな?と思う人の所にいったんじゃないかなと思っていて。

マイクはカッコ良いけど優柔不断な男だなって気がしました。でもそれが普通というか…アダムはすごく無邪気で。だからマイクにしてみたら憧れがあるのかなって。」

C多分、マイクも19歳の時はあんな感じだったんじゃない?

(一同「笑」)

C「アダムの芯の無さとかフラフラ加減に腹が立つんですけど、それは歳を取っているから指摘できる19歳のフラフラ加減であって、ハタチそこそこの子から見たら普通なのかもしれないですよね。マイクももしかしたらあんな感じだったのかもしれないし、アダムも30歳になったら実はマイクみたいになるんじゃないかってみてたんですよ。私はマイクが一番、人物の中では共感できたかな。」

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Bで?麻薬の人は?

一同「いい人だった!いい人だった!(笑)

木村ちゃん「それでは、まとめますと…Aさんはマイク、Bさんは、」

B「マイク&アダム、両方かな〜」

木村ちゃん「Cさんは、マイク。Dさんは…」

D「うーん、アダムにしておきますね。マイクも好きだけど甲乙つけがたい。」

C「マイクは縁の下の力持ちというか。タイトルにもなっているのに役割が地味だなぁって、何がマジック・マイクだよ!って思いますよ。

一同「笑」

A「でも、やっぱマイクは踊りですよ〜」

ちなみに、顔だけならマイク、もし絡むなら(ストリップ指名するなら!)アダムが人気でした〜

 

▼トークテーマ③:もしも、自分にストリップを楽しむ趣味があったら公言しますか?それとも隠しますか?

若い頃、男性ストリップショーを楽しんだ経験のあるBさんが、口火を切って下さいました!

B「当時、西麻布のJメンズっていうすごくオシャレなレンガづくりの建物の地下に入っていたところに外国人ストリップの方々がいて。あの映画のようにダンスがメインでとにかくカッコ良いというので夜な夜な集まっていました。あの時は若かったので(ストリップを観に行っていることを)公言していました!でも今、主婦になったら…それ言うの、ちょっと…笑

一同「笑」

A「ちなみに、映画ではそういうシーンないけれど、本当に全部着ている服を取っちゃうの?」

B「その、隠しどころはちゃんと着ていて。実際にはお札は挟んでいました!今思うと、またあんな時代が来ないかなって。今、それがあったら主婦層みんな行くのになって。」

木村ちゃん「映画では確かショーの料金が20ドルとかでしたよね。当時はいくらぐらいでストリップを楽しめたのですか?」

B「だいたい同じくらいです。だけど私はプレミアムシートっていう7000円くらいの最前列でした。最前列だと、どんどん来てくれるし、抱きかかえてくれる。

一同「へぇ〜」

B「必ず最後は写真が撮れるので。チェキみたいなので、写真を頂いて溜めてました。」

C「私は家族には言わないですけど、仲の良い女友達は誘うと思うかな〜。」

D「仲の良い友達には言うし、ネタとして面白いから多分話しますよね。でもすごくハマってるとまでは言わないかもしれないです。」

A「今だったら、私は言いますね、興味なさそうな子にも面白いから行こうよ!って、言えちゃうかな。」

Bでも結局、イケメンがやらないと流行らないですよね。女の人は厳しいから!

(話のネタにもなるし)誘われたら行く、という意見が多く、価値があれば行くけど…という意見もありました。

▼トークテーマ④:家族(夫や息子、兄弟、父)もしくは仲の良い男性友達が、ストリップの仕事をしていたらどう思いますか?仕事を辞めさせますか?

A私は止めません!21歳の息子がいるんですけど、もし仮に踊りが上手くてプロ意識をもってやっているのだったら止めないですね」

木村ちゃん「観に行きますか?」

A観に行くと思いますね〜

D「マイクみたいに目的があって、稼ぐ手段か、踊ることを誰かに観てもらって、一生ストリッパーじゃなくて何か違う芸能の世界に行くとか、何か目的があるのだったら止めないと思いますね。あとは期限を設けてやっているとか。ただ単にやっているだけなら、先のこと考えたら?と思いますけどね。

Aアダムのような思考だとダメですよね〜」

D「若い時はいいんだけどねぇ。」

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C「確かに。劇中で「裸で食べるのは難しい」って言っていた時に深いなぁと思って。女の人でも言えることですよね。裸の仕事をされている方は多分、期限を設けているだろうし。裸の仕事をしようと思えるということは、それだけ自信や手立てを考えているということだから尊敬します。したくてもできない人はたくさんいるんじゃないかなとも思うので。決意の深さも窺えるので、表立ってダメとは言わないと思いますね。」

B私は、夫OK、父もOK!カッコ良いのを見せびらかして…

一同「笑」

B「息子と兄弟はちょっと考えますね。40歳くらいになって職を失ったらと思うと。でもストリップの仕事自体は、いやらしいものとかじゃなくて努力の上にあるものだし、気遣いもないとダメだし。コミュニケーション力も必要なので(否定はしません)。」

木村ちゃん「それでは、皆さんは仕事として本気でやっているのなら止めない!という意見ですね。」

▼トークテーマ⑤作品からどんなテーマを受け取りましたか?

B私は何やっても微妙に上手くいかない、大コケじゃなくて、ちょっとずつ地味にコケている。うまくいかない(部分はある)けど、救済されるのが恋愛だったり…っていう小さいテーマがあるなって思ったんです。仕事!とか恋愛!というのではなくて。なんとなく分かりますかね?」

A「うーん。でも一番はやっぱ男のプライド、意地ってところな気がする。だから最後の終わり方は一体何なんだろうって思ってしまったんですけど…」

B「生きてく上で、ちょっとずつ上手くいかないことってあるじゃないですか、そこを捉えたのかなって。」

A「だとしたら、理想と現実っていうテーマかな。プライドと、理想と現実に揺れる3つの感じだね。」

D今思うと、ベースは愛についてなのかなと思いましたけど。

一同「うーん!なるほど。」

徳武「ハリウッドのストーリーで、セントラルクエスチョンというのがあるんですよ。これは、作品がお客さんに投げかける作品のテーマ。質問を投げかける時があって、それは分からないように仕込みます。皆さん、受け止めてるところが少しあるかなって。すみません、講義っぽくなっちゃって… だから、一つは肉体と、心。という、相反するものをテーマにしている、というところかなと」

Cこの映画って、意外とエロくないんですよね。ベットシーンなどがなかったので、ストリップを扱っている割には爽やかに仕上がっているなって。だから見やすかったというか。」

木村ちゃん「どうしてストリップをテーマにしたのだと思いますか?男の職業なら何でも良いのに。個人的にはそこには性のテーマもあるかもしれないなと思うのですが…」

A「差別的なこともあるかもしれない。肉体を売り物にしているっていう。そういうところを出したほうが、職業の理想と現実っていうのを出しやすいのかなって。」

C「ある意味他人に公言できる職種だと、あまりドラマにならないからストリップなのかなとも思いますよね。」

B「割りとセンセーショナルですよね、人間の哀しさ、哀愁のようなものが出やすい気がしますよね、ストリップって。」

C華やかなものの裏という感じですね

▼トークテーママジック・マイクと主婦(女性)の世界に共通点はありましたか?

A「ちょっとズレてしまうかもしれないけど、アダムのお姉さんの視点が、(私たちでいう)例えば旦那さんが転職するのに対してやめて!と思う感情に似ているというか、ちゃんと先をみてるの?っていう(心配する)部分は共感できる視点かな、と。

D「あとは、嫌な上司がいてっていう力関係とかも表されている気はしますよね。」

A「他に、アダムに対するお姉ちゃんの執着っていうのは、(主婦でいう)我が子に対する感じ(愛情)がありますよね〜」

C「家族ならではの!」

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A「そう!好きなことをやってほしい、けれども…っていうところの。」

B「共通点っていう意味で言うとマイクの若さが無くなってきて、それに対する焦りがあったところが共感持てました。

A「それ、一般の男の人にはない(感情)だもんね〜」

C「ある意味、ショービジネスの世界と女の人の世界は似ているなって思います。普通の男の人は、30歳だからヤバいなって思うことってあんまりないと思うんですけど、女の人は30歳になったら、30になったー!(焦)って思うでしょ。そういうところがショービジネスと似ていますよね。」

A「身体のラインとかもね、女性は主婦でも気になりますよね、そこが一番の(共感)部分かもしれないですね!」

▼トークテーマ⑦印象的だったシーンやセリフは?

A「すごく浅いんですけどダラスに新しいことをやれって言われて躍起になって踊ったマイクの踊りが超カッコ良かったですね!

D「私もそれありますね!なんか、あの感じは違う形で、最初に持ってきても良かったんじゃないかって思うくらい。カッコ良かったですね〜」

B「私は、冒頭のシーンで車にのってマイアミの街をゆくときにかかった音楽と映像が素敵だったのと、浅瀬で砂のところの綺麗な海と、最後のシーンのセリフと、コピーした家具はどこで買ったの?って言ったら、それはコピー屋さんに決まっているっていうセリフとかが良かったですね。

A「オシャレなテイストだったったってこと?」

B「そう!ラブクリとしては、あぁ、ラブストーリー書きたいなと、観ていて思いました。」

A「最後のシーン、7時間あるけど何ができるかなって言うシーンとか良かったね。」

B「そこの、お互いの、目の感じというか。演技がとても上手だったので、安っぽくならなかったなぁ。と!」

C「私はショーのバリエーションの多さはすごいなと思いました。ダイジェストでみせるのは勿体ないくらいで、もうちょっとショーのシーンに時間を割けば良いのに。ってずっと思っていました!」

木村ちゃん「これは、野暮な質問かもしれないですが、もしこの作品に星をつけるとしたら星いくつくらいですか?五段階評価でお願いします。」

D私は☆3かな

A私は☆2.5

C良かった〜私だけ低いんじゃないかなと思ってました、私も☆2.5です。

A「ダンスはね、良かったんだけど…」

B「それぞれなんですね。私は☆3で、ストリップがどうだ、男の裸が〜っていう映画だと思ったら、思ったより人物描写がしっかりしていたので、そういったところを評価します。」

木村ちゃん「みなさん、結構辛口ですね!」

D自分たちが求めていたものと、作品の合致がちょっと少ないのかもしれないですね。

徳武「キービジュアルが派手派手だったというのも原因にあるかもしれないですね。」

C「お姉ちゃんとのラブストーリーも、もっとあっても良いと思いました。」

D「思っていたものと違っても良かったけれど、最初にも言った通り、消化不良なのがちょっとなぁって思って。」

A「ストーリーとしては、一個に絞ってくれたほうが。ダンスだけの評価で☆2.5あげられるので、例えば恋愛部分もあるけれどもそれを蹴って、一人マイアミ行ってきます!のような、深いストーリーだったら四つ星かな。それか、すべてを捨てて愛する人の所へいくとか。浅いストーリーが深かったら良かったかな。」

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D自分にとって良いなと思う映画は、ストーリーが良いとかではなくて映像が頭に残る作品が良いなと思うんですけど、実はこの作品ではあまり印象的なシーンがなくて。映像が綺麗な映画ってとるのか、ストーリーが良い映画ってとるのかっていうのも中途半端ですよね〜」

A私たち、すっごい辛口ですね(笑)」

B「逆に、浅くて軽い感じが良いっていう考え方もあるかもしれないですね!」

C「なんか、金曜日とかの深夜2時くらいにテレビ付けてやっていたら、見ちゃう映画かも!」

木村ちゃん「本腰を据えてみるというよりは、肩の力を抜いて、ゴシップを楽しむ感じに見るのが良いのかもしれないですね。」

Aそう、だから☆2.5とか言っているけど、友達に勧めちゃう作品でしたね〜

D「軽く楽しむなら良い作品かもしれないですね。」

Cあと、この作品、一歩間違えると『ウォーターボーイズ』かも…

一同「笑」

木村ちゃん「それでは、楽しい時間でしたが、この辺で終了にしたいと思いあ。いや〜、皆さま、ありがとうございました!」

 

◎編集部まとめ

とにかく参加メンバーの皆さんの独自の視点に編集部は驚きっぱなしでした。ぜひとも「マジック・マイク」おひねり上映会を企画したいと思った座談会でした(笑)

 

by ファンダンゴ編集部(構成、文字起こし:木村 桃子)

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