ポーランド映画祭2015 in 川崎 4/29より開催!

ファンダンゴでは映画情報はもちろん、全国各地での映画祭やイベント情報の発信にもどんどん力を入れていきます。

さて、様々な映画上映企画をしかけることで話題の川崎市市民ミュージアム」。映画ファンの中でも言わずと知れた施設ですが、この度4/29(金)より「ポーランド映画祭2015 in 川崎」を開催とのことです!

ポーランド映画祭

▲フライヤーもまたかっこいいデザイン!

1988年の開館当初から写真・漫画・ポスター・映像などの複製芸術の収集・展示に力を入れており、またミニシアターとしてもニクいセレクトで定評のある川崎市民ミュージアム。ポーランド特集とはまた熱い…!

▲去年角川シネマ新宿でも期間限定で特集され話題を集めた「ポーランド映画祭」

アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』を筆頭に、ポーランドの傑作群を劇場で鑑賞出来るまたとないチャンス。是非従来のファンも未見の方も是非。ファンダンゴ編集部の面々も勿論行きます。川崎へ!

 

《ポーランド映画祭2015 in 川崎》

▼開催日程2016年4/29(金・祝)~5/5(木・祝) [※5/1は休映。6日間上映]

▼特別料金(1作品につき):一般・大学・高校生・65歳以上1000円、小中学生・友の会会員800円、スカラチケットは使用不可、未就学児・障害者手帳をお持ちの方及びその介助者1名無料

▼上映作品

〜アンジェイ・ワイダと戦争〜

◆世代

世代

(c) FILMOTEKA NARODOWA, STUDIO FLMOWE “OKO”, STUDIO FLMOWE “TOR”, STUDIO FILMOWE “KADR”, STUDIO FLMOWE “PERSPEKTYWA”, STUDIO FLMOWE “ZEBRA”
監督:アンジェイ・ワイダ/1954年/モノクロ/DCP/88分
“ポーランド派”の先駆的作品と目されるワイダの長編第一作。貧民街出身の男が共産主義者の抵抗運動に参加している女に恋をするという単純な物語だが、矛盾した性格をもち苦悩を抱えた悲劇的キャラクターの登場、ネオレアリズモ風の撮影、『灰とダイヤモンド』のツィブルスキの出演等ワイダ作品の特徴が垣間見られる一本である。

◆地下水道

地下水道

(c)STUDIO FILMOWE “KADR”

1956年/モノクロ/DCP97分/監督:アンジェイ・ワイダ

ワルシャワ蜂起に参加したイエジ・ステファン・スタヴィンスキ脚本によるワイダの傑作。対独レジスタンスが地下の下水道で繰り広げる死闘をドキュメンタリー風に演出した本作、光と影を巧みに使った撮影は後年ホラー、サスペンスジャンルの作品に多大な影響を与えている。カンヌ映画祭審査員特別賞。

◆灰とダイヤモンド

灰とダイヤモンド

(c)STUDIO FILMOWE “KADR”

1958年/モノクロ/DCP104分/監督:アンジェイ・ワイダ

ヴェネチア映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し監督ワイダの名を一躍世界に知らしめた歴史的作品。戦時中レジスタンス活動に従事し、戦後はテロリストとなり悲惨な最後を遂げる青年。ロマン主義的な主人公のキャラクター、寓意を多用した演出、シャープなモノクロ映像で描かれる青春の栄光と挫折は今見ても切ない。

◆サムソン

サムソン

(c)KADR Film Studio

1961年/モノクロ/DCP118分/監督:アンジェイ・ワイダ

1939 年~43 年のワルシャワを舞台に、ユダヤ人居住区の墓堀人の手で助けられたユダヤ人の運命を描いた本作。旧約聖書の英雄サムソンになぞらえた主人公の過酷な体験は、戦時下における不条理な日々を見るものに印象づける。今回が日本での初上映。ポーランド国内でもこの映画の存在を知る人は少ないといわれる幻の作品。若き日のポランスキーも出演している。

 

~ポーランド映画の都・ウッチ~

◆身分証明書

身分

(c)STUDIO OKO

1964年/モノクロ/DCP76分/監督:イエジー・スコリモフスキ

ウッチ映画大学在学中に、主にウッチ市で撮影されたスコリモフスキ自作自演の長編第一作。24 歳のアンジェイは毎日を無為に過ごしていたが、ある日兵役を志願。映画は彼が兵役につくまでの16 時間を追いながら、主人公の社会に対する怒りや行き場のない焦りを表現。物語性の否定。斬新なカメラワーク等、巨匠の才気溢れる演出に痺れる1 本。

◆エヴァは眠りたい

エヴァ

(c)KADR Film Studio

1957年/モノクロ/DCP99分/監督:タデウシュ・フェミレフスキ

幻想とリアルをバランスよく織り交ぜた不条理でダークなユーモアとルネ・クレール風の抒情性をあわせもつフミェレフスキ(1954 年ウッチ映画大学卒)の大ヒット作。本作は娯楽喜劇として作られた戦後最初の作品と言われ、全住民が警官か泥棒という奇妙な町に若い娘エヴァがやってくる物語は、ポーランドの現実を暗示しているかのようだ。サン・セバスティアン映画祭グランプリ。

◆ヴァバンク

ヴァバンク

(c)KADR Film Studio

1981年/カラー/DCP109分/監督:ユリウシュ・マフルスキ

[1回上映]5/3(火・祝)11:00

ウッチ映画大学を卒業後、70 年代後半から活躍しているマフルスキの大ヒット作。30 年代のワルシャワで刑務所帰りの詐欺師が再び悪事を働く犯罪コメディ。米映画の名作『スティング』を想起させる出来栄えは一級品。ポーランドで知らない人はいないとも言われる本作は、同じキャストとスタッフで続編もつくられている。また主演俳優は監督の父親である。タイトルはva banque(仏)からの借用。ギャンブラーの隠語で、「全財産を賭けること」を意味する。

◆約束の土地

約束の土地

(c) STUDIO FILMOWE “PERSPEKTYWA”

1974年/カラー/DCP169分/監督:アンジェイ・ワイダ

70 年代のワイダ(1953 年ウッチ映画大学卒)は文学作品を数多く映画化しているが、なかでも国内外で高い評価を得ているのが本作である。ウワデゥスワフ・レイモントの小説をもとにユダヤ、ポーランド、ドイツという異なった民族に属する若き親友3 人が工業都市ウッチで身を立てようとする物語は、青春群像劇でありながら、同時に富む大都市の肖像にもなっている。

 

▼上映スケジュール

429(金・祝) 11:00 世代   / 14:00 地下水道

430(土) 11:00 灰とダイヤモンド / 14:00 サムソン

51(日) 11:00 身分証明書    / 14:00 エヴァは眠りたい

53(火・祝) 11:00 ヴァバンク    / 14:00 約束の土地

54(水・祝) 11:00 地下水道     / 14:00 灰とダイヤモンド

55(木・祝) 11:00 サムソン     / 14:00 世代

■主催:川崎市市民ミュージアム、ポーランド広報文化センター、マーメイドフィルム、ポーリッシュ・フィルム・インスティチュート、ポーリッシュ・フィルムメイカーズ・アソシエーション、CULTURE.PL、スコピャ・フィルム/協力:フィルムスタジオ・カドル、フィルムスタジオ・ゼブラ、CRF/後援:駐日ポーランド大使館/配給:マーメイドフィルム/配給協力:コピアポア・フィルム

 

5月もまた畳み掛けるように『戦後ポーランド映画の系譜』『セミョーン・アラノヴィッチ監督特集』とコアな特集が続きます。上記作品群は劇場どころかレンタルでも鑑賞出来る機会はあまり多くないので是非、この機会をお見逃しなく!

 

img_museum

▲攻めの姿勢の川崎市市民ミュージアム。中の人は『灰とダイヤモンド』しか観たことがないのでこの機会に行きます!ありがたい!

 

by ファンダンゴ編集部

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