公開中の映画「AMY」もイイですが、もうひとつの「エイミー」も是非ご鑑賞あれ

夏、真っ盛りですね。夏!フェス!フェスといえば音楽!ミュージック!という無理矢理な流れとは関係なく、最近はアーティストのドキュメンタリーや伝記映画も多く製作されております。

そんな現在、若くして急逝したエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY』が絶賛公開中です。

評判も良く、エイミー・ワインハウスを知らない人でもひとつのドキュメンタリー映画として見応えがありそうです!

が、映画のタイトルとして『エイミー』と聞いてピンとキタ人も少なからずいるのでは?そう、既に『エイミー』という映画は存在するのです!しかも音楽をフィーチャーした映画なんだから面白い偶然!

『AMY』公開中のこのタイミングなんであまり知られてない、もうひとつの『エイミー』をご紹介致します。や、本当に観ている人が少ないのでここで敢えてですね

 

◆父親が目の前で感電死!そりゃあショックで言葉も失うぜ!

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『エイミー』は1997年オーストラリア製作のヒューマンドラマ。凄い大雑把なストーリーは↓

8歳の少女エイミーは4歳の頃、人気ロックスターだった父親ウィルがステージ上で感電死するのを目撃したのが原因で、口も聞けず耳も聞こえない状態が続いていた。

売れないミュージシャンのロバートはある日、自分の歌声にエイミーが反応することに気づく。エイミーが歌うことだけで感情を表現出来ることを知ったエイミーの母親とロバートは…

”父親がステージ上で目の前で感電死”、”口はきけないが歌うことで感情を表現出来することが出来る少女” という字面のインパクトは抜群な本作。パッケージや設定は女性向けの洒落た映画に見えるのでもう少し日本で広まっても良いのですが…

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▲女子に受けそうなパッケージでしょう!?ワインハウスの方の『AMY』にかこつけて是非ともTSUTAYAさんプッシュしてみては?

父親が死んで数年、引っ越してきた町の気の良い住人たちや、売れないミュージシャン・ロバートとエイミーの心の交流はなかなかグッとくるものがあります。母親は色々とワガママでダメなんですが娘への愛は本物。

ヨーロッパ映画のようでハリウッド映画でもない雰囲気を出すこの作品。90年代後半ながら80年代の音楽映画のような、現代のストーリーなのに少しファンタジーテイストな雰囲気はオーストラリアの音楽文化そのものと言えるでしょう。

▲予告編ですが結構面白そうではないでしょうか!

 

◆ナンダカンダ音楽ってイイねと思える隠れた逸品!

オーストラリアの映画のせいか、90年代の映画なのにイイ意味でバタ臭いハードロックも堪能出来ます。ライブシーンが長く若干クドい気もしますがそれも味ということで。

「音楽映画で面白いの教えて!」と言われたら一般的には『スクール・オブ・ロック』とか推す人も多いと思いますが、少しを変わったのを欲しているのであれば本作を推すのも悪くないと思います。

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問題は、あんまり置いている店舗がない!ということ。私はVHSのレンタルで昔観ましたがDVDのレンタルは置いてあるのでしょうか… 観た人があまりにも少な過ぎるので観た人同士が合うと感動を覚えますが、今のところ私の人生ではまだ二人しか会ったことがありません。

作品として抜けはあるとは思いますが、私は大好きな映画です。とても愛せる隠れた秀作。音楽がきっかけで失った言葉を音楽がきっかけで取り戻すなんて素敵な映画だと思いませんか(強引)?ライブシーンにも力を入れた映画なのでサントラも欲しいところです。

ワインハウスの方の『AMY』がレンタル開始になって、間違ってこっちの『エイミー』を是非とも手にとって欲しい!世界二大『エイミー』映画の最右翼である本作、多分、愛せます。是非!!

 

書いた人:桑江 良輔

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エンタメ系IT企業を退社した後にBar店長に転身。本業とは別にクラブを使った映画サントラDJパーティーの開催や映画トークイベント、野外映画フェスにトーク出演等の 映画関連イベントに多く関わる。

2013年には立川シネマシティにて世界初の「パシフィック・リム絶叫上映会」を個人で企画。発売日即日完売と大反響を呼びその影響は全国に飛び火した。

高級炊飯器を買おうか悩むも最近またBlu-rayディスクを集めだしたので手に入るのはいつになるやら。通称“店主”。沖縄はコザ出身。しかしあまり沖縄に詳しくないので最近勉強中。

桑江良輔Twitterアカウント

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