これはまさしく『シン・ゴーストバスターズ』!あの人気作の最新作は文句ナシのリブート大賞!

「リブート」。こと映画界では近年よく耳にする機会が多い単語。ウィキペディアによれば「フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語」と定義されております。

20160309223516

「人気シリーズがグダグダになってきた」「有名作の映画化なのにイマイチ」みたいなシリーズがリブートされる傾向にありますが記憶に新しいのは

・『バットマン』シリーズ ➡︎(リブート) 『バットマン・ビギンズ』以降の三部作

・『スーパーマン』シリーズ ➡︎(リブート) 『スーパーマン リターンズ』『マン・オブ・スティール』

・『スパイダーマン』シリーズ ➡︎(リブート)『アメイジング・スパイダーマン』更に『ホームカミング』で2度目のリブート(笑)!

・007シリーズ ➡︎(リブート)『007 カジノ・ロワイアル』以降のダニエル・クレイグ主演ボンドシリーズ 

※『マッドマックス 怒りのデス・ロード』もリブートっぽいですがあれは正統な続編なんだとか。

などなど。当然と言えば当然ですが、キャラクターと世界観が有名(強い)な作品が多い。今後も『エイリアン』『ブレードランナー』『ハムナプトラ』等、続々リブート予定があります。そして今絶賛公開中の『シン・ゴジラ』も正にリブート作品なわけで(ゴジラはもう何回目のリブートなのか把握してないですが)。

そんな結構なリブート・ムーブメントの中、誰からも愛されたあの娯楽作『ゴーストバスターズ』が遂に2016年にリブート!映画ファンならずともそりゃあ興奮するってもんでしょう!

31655_l

▲あの超有名ロゴも遠慮なく使いまくる潔さ!

しかし、先に公開されたアメリカでは「主人公たちが全員女性」「ギャグが寒い」「古臭い」と賛否両論を巻き起こしている本作。興行的にも1億ドルちょいとアメリカだけでは制作費を回収出来ていないとのこと。

期待5割、不安8割の状況で先行上映会に行ってきましたが… 筆者こと店主的には本年度最高峰の娯楽作とド太鼓判を押す面白さ!

要は「めちゃくちゃ面白かった」わけです。どこが?と問われると「とにかく面白かった!」と答えるような面白さ。悪いことは言わねえ、是非とも観に行ってくれ…

 

◆旧シリーズの面々よりもタフで強い彼女たち

これはまあウィキペディアの詳細を見れば分かることなんで細かく言う必要はないのですが、以前からオリジナルキャストによる『ゴーストバスターズ3』の制作の話は聞いておりそりゃあ期待していたものです。

しかしハロルド・ライミスが死去したことにより頓挫。それによりキャスト総入れ替えで今回のリブートに至ったとのことですが、私はこれで全面的にヨカッタと思います。

いやオリジナルキャストによる続編も観たかったですが、もう彼らも還暦超えてますのでプロ野球OB戦みたいな内容になりそうなので… あ それでも面白そうですね普通に

▲ちょいギークな理系男子たちが主人公という、マッチョアクション俳優が幅を利かせた80年代には珍しかった旧シリーズ(それがまた良かったのでしょう)

新作がリブートになると聞いて、そのイメージビジュアルを初めて見たときの率直な感想は…

 

new-ghostbusters-01

超強そお!!

今回のゴーストバスターズはゴーストと素手で戦うのかと思わんばかりのビジュアル。まあ、旧作でも一番強そうだったのはシガニー・ウィーバーでしたからねえ…

80年代とは違う、女性が強くなった現代だからこそ出来たと言えます。それがまた賛否両論を巻き起こしているそうですがそんなこと考える余地もないくらいハマっていたと思います。

kevin

今回主人公たちが女性なら、アジトになる研究所の事務を務めるのは男性!しかも頭が悪いという設定。そんな役に冴えない男でなくイケメンマッチョのクリヘムってのがなんと言いますか(笑)

他の男性陣もバカばかり。筆者は男性ですが、個人的には全く不快に感じませんでした。たまたま立ち上がった面々が女性だっただけではないでしょうか。

ghost

そして今回のカノジョたちはビジュアルだけでなく中身も強いというか逞しい!予告編にも出てきますが、ニューヨークに解き放たれた大量のゴーストたちを退治しにたった4人で立ち向かうラストバトル(『ワイルド・バンチ』を彷彿させる(?))はカッコ良過ぎの一言。ワタクシ、こういう少数VS大勢の構図が大好きなんです…

4人それぞれに見せ場ありまくり、ただ”あのビーム”をぶっ放すだけでない様々な趣向を凝らした大量のゴーストとのバトルにエキサイトしまくり!特にエキセントリックな言動と行動でインパクトを残すホルツマン(ケイト・マッキノン)が素晴らしい!

ghost3

▲予告編でも流れてましたが見てくださいよこのビジュアル!劇中でも凄いぞ!こりゃそのまま『スーサイド・スクワッド』にも出れるね!

 

◆本作はリブート作品としても一本の娯楽映画としても最高の出来と断言したい

リブートというのは実際とても難しい。旧作へのリスペクトはしてもも偏り過ぎてはリブートの意味がない。メインテーマやキャラクター、俳優、ストーリー … そのバランス感覚は相当なセンスが問われる。

本作はそういった意味でそのバランス感覚が絶妙だと個人的には思います。旧来のファンもニヤリとするネタも多く、それはそれは大いに笑わせてもらいました。全く別作品にしてしまうリブートもあれば、このような設定を変えながらもブラッシュアップ的な作りのリブートもあります。本作は正に後者。

そのギャグセンスとノリで意見が本国ではかなり分かれているとのことですが個人的にはとても笑えましたし、近場で観ていた外国の人も大いに笑っておりましたヨ。

本作は近年で筆者が最も「予告編で大興奮した」作品でした。「なんて面白そうなんだ!」と予告編と前情報が出る度に興奮していたのですが、公開後のアメリカの評判に不安になる毎日に… しかしそんな不安は杞憂でした。これが掛け値なしの傑作!素晴らしい!!

まあとにかく純粋に映画として面白過ぎたのが率直な感想です。80年代に多く存在した「頭空っぽにしてただただ楽しめる娯楽映画」のあの雰囲気が、2016年に輝きを増して蘇った感覚が愛さずにはいられないのです。

あまり本国ではヒットしていない本作。せめて日本や中国でヒットして続きを作ってもらいたい… ので今度は3Dで2回目を観に行こうと思います(滅多に映画館で同じ映画を2度も観ない)。ここまで3Dが合いそうな映画もなかったと思うので、3Dで観た感想もまた後日。

81fFEg1EZdL._SL1200_

▲音楽も全編最高なのでサントラ注文しちゃいました!”あのテーマ”のいろんなナウいバージョンが聴けるぞ!

221232

▲珍しく映画館(TOHOシネマズ新宿)でグッズ(Tシャツ)も購入!

 

 

そして、最後に一言。
ゴーストバスターズ最高!!

 

 

書いた人:桑江 良輔

424452_210426955719544_43893985_n

エンタメ系IT企業を退社した後にBar店長に転身。本業とは別にクラブを使った映画サントラDJパーティーの開催や映画トークイベント、野外映画フェスにトーク出演等の 映画関連イベントに多く関わる。

2013年には立川シネマシティにて世界初の「パシフィック・リム絶叫上映会」を個人で企画。発売日即日完売と大反響を呼びその影響は全国に飛び火した。

高級炊飯器を買おうか悩むも最近またBlu-rayディスクを集めだしたので手に入るのはいつになるやら。通称“店主”。

桑江良輔Twitterアカウント

 

Related posts