気がつけばあっという間に年末。さる29日は私こと玉澤の誕生日ですが(プレゼント受付中!) 、その前にファンダンゴをご覧の皆様はクリスマスをどのように過ごしたのでしょうか?
私はというと23日から25日の三連休、映画館にいました。ええ、働いておりましたとも。私に予定なんてねーんだよ!
というやさぐれ荒れ果てた気持ちを抑えつつ、三連休で感じたクリスマス商戦について考えてみたいと思います。来年以降のクリスマスデートにぜひ活かしてください。
①何が何でもチケットは予約すべし!
玉澤は普段、チケットカウンターにてチケットを販売しています。私の働いているところは大阪の中心地梅田。普段はそんなにお客様がご来場されるわけではありませんが、土日や繁忙期はこれでもかというくらい人が来ます。11時を過ぎる頃には列ができ始め、13時頃には人がゴミに見えるほどロビーは大混雑。
さながら遊園地のアトラクション待ちの行列みたいです。「そんなん嘘やろ〜」と笑っているあなたは知らないだけです。普段空いている時間、曜日に映画を見ているだけ。私も働き始めるまで映画館は混む場所だと認識していませんでした。実際は混雑するデートスポットであり遊び場なのです。
というのも、遊園地や水族館みたいに高い料金を払わなくても、それなりの値段で楽しく数時間過ごせるので「デートプラン考えるのめんどくさいなー」や「とりあえず映画見てごはん食べたら夜まで時間潰せるか」という奴ら(アホ)が来るのです。
▲『ネイバーズ』のザック・エフロン級のアホたちがそれはもう
なので客質はぐっと下がります。普段映画を見ない勢が、上映開始の直前に来るのでチケットカウンターは混雑&人気作品は満席の嵐。コンセッション(ポップコーン売り場)は上映開始直前に大混雑、ついでにロビーも上映を待つ人で混雑し歩くスペースが存在しません。
お客様もイライラしているのか、ちょっとは私を労ってくれと言いたくなるような適当な注文(作品名をきちんと言わない、時間を言わない、残り少ない座席を見せるとふてくされる)をするので、みるみるうちにスタッフの顔は死んでいきます。
というわけでクリスマスに映画を見ようと思っているのなら、先売り券(当日以降の座席指定券)を買いましょう。以外と一人で映画を見る人もいるのでそこは心配しなくても大丈夫です。カップルに囲まれても大丈夫な精神を持っているのなら。
あとカップルにありがちで「この取り方したら横誰もこないからゆっくりできるよね〜」とか言ってひとつ空けたりすることが多いですが、繁忙期だとそれは無駄だぞ。そして皆そういうことするから横並びで席取れなくて怒る羽目になるんだぞ。自分がされたら嫌なことは繁忙期ではしないでくださいというのがスタッフからのお願いです。
②不機嫌な状態で来ないで!
何があったのか知りませんがカウンターに着くなり、不機嫌な様子で座席予約をされるとめちゃめちゃ怖いです。お金とか投げないで欲しい。折角の楽しいクリスマス、素敵な思い出を自分から汚していくスタイルはやめましょう。塩対応玉澤ですがメンタルは豆腐なので、お客様からちょっとでも強い対応されると途端に落ち込みます。喧嘩とか目の前でされると周りの目も辛いです。まだいちゃつかれた方がマシ。
特に見たかった作品が満席だった場合、「どうしよう〜」とチケットカウンターでまごつかれると実はかなり迷惑です。見たい作品の座席はないわ、見たい時間はないわでカウンターで悩みだした時、私たちスタッフは当日のスケジュールをお渡しして「よければご検討ください」と言いますが遠回しに「早よ行けや」という気持ちがこもっていたりもします……
あとカウンターに来てから相手に確認の電話するのもやめてください。並んでいただいていて申し訳ないなあと思いますが、それは他のお客様も同じ。たくさんのお客様をお待たせしている中、一組のお客様にたくさんのお時間は使えません。皆様、平等です。要は空気を読んで欲しい。後ろの人のことも考えてスパッと決断することも大事です。大体、混んでる中で選ぶとロクな目に遭いません。
ちなみに場内は満席近いと、スクリーンチェックを行って空調調節をしますが、どうしても二酸化炭素濃度が上がって暑く感じたり息苦しく感じたりするのでできれば薄着の方が良いかもしれません。それが嫌なら他へ行け!
③結局、何を見に来ているのか
ぶっちゃけ混みまくりでほとんど追い返していた私でしたが、最後にそんな中でも人気だった作品について書いてみようかと思います。
個人的に私が予約を受けた作品は
1. 『バイオハザード:ザ・ファイナル』
2.『ドント・ブリーズ』
3.『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』/『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
1位と2位に関してはどの上映回もほぼ満席かつ先売り券も非常に売れていました。といってもネット購入がほとんどだったので、窓口に来ていたのは高校生カップル&普段映画を見ない大人カップルって感じでしたね。バイオは吹き替えの方が問い合わせが多かったので、結構洋画劇場を見た人たちが来たのかなあと思いました。
▲『ドント・ブリーズ』が意外と人気で関係者はオドロキ!
ファンタビはまだ来るのか〜と個人的には驚きでした。ハリポタ強し。恋愛映画はクリスマスには鉄板なんだろうなあと縁のない私はぼんやり思います。羨ましい気もしますがタイトルだけはちゃんと言えるようになってから来てくれよな!
とほんのちょっとだけ憤慨してます。思い出になるのだから、いい加減な気持ちで映画を見ないで欲しいです。これはスタッフとしてというより一映画好きとして常日頃思うことです。
いかがでしたか? 是非来年のクリスマスの参考にしてください。私の個人的な見解ですが、映画はクリスマス以外に観ましょう!
▲ちなみに地獄の三連休を過ごした私の自分へのクリスマスプレゼントは「人をダメにするベッド」でした。
来年もまた素敵な映画ライフを過ごせますように。皆様、よいお年を!
by 玉澤千歩