考えることは皆一緒だった!映画館で人気の座席とは

皆さんは映画館でどこに座りますか? 真ん中? それとも通路側?

普段何気なく映画館で座席指定をしていると思うのですが、実際はどの座席が人気なのでしょう…気になりませんか?

以前別の媒体で「座席は通路側から埋まっていきます」と記事を書いたところ、「そんなわけない」「真ん中から埋まっていくに決まっている」などと噛み付く輩がいました。いやいやホンマやってと突っ込みたい気持ちを抑えつつ、今に至ります。

そこで今回はなぜ通路側の座席が人気なのか、劇場窓口でチケットを販売している玉澤がその謎に迫ってみます!

 

.映画館に来る人は映画好きだけじゃない!

タイトルにある通り、映画を見に来る人は必ずしも映画館に慣れた人ばかりではありません。時間潰し、友達・恋人と同じ時間を過ごすため…様々な理由があります。そんなわけで接客している時、最も時間がかかるのが座席選びです。

普段から見に来ている人だと「目線の高さはどこですか?」と聞いて自分の好みに合わせて座席を選択できる人が多いのですが、大半の人はそうではありません。

何色が空いている座席で入口はどこか。そこからです。

なので高確率でお客様から「観やすい場所ってどこですか?」「端だと観にくいですか?」など聞かれます。でもよく考えてみてください。見やすい場所って普通に考えると真ん中の座席を選びませんか?

ガラガラの映画館ならいざ知らず、大半の人は真ん中の席まで入るのが面倒、出入りがしにくいという点で真ん中を避けがちです。

ネットとかで予約する時とかだと真ん中が埋まっていることが多いので、「おや?」と思うかもしれませんが、これもよく考えてみて欲しいのです。おそらくネットで予約する人って結構行き慣れている人ですよね?なんだったらシネマのカード持っている人が多いですよね?

そういうことです。

▲席の取り方に慣れていなさそうな某ハリウッドスター

必ずしも映画館に何度も足を運んでいる人たちばかりがお客様ではありません。映画館に行き慣れてない人たちだってたくさんいるのです。これは実際に映画館で働いてみてびっくりしたことのひとつなので、映画館でバイトしようと考えている人は肝に銘じておくと良いかもしれません。

さて、少し話は逸れますが、お客さんあるあるでこちらが説明をしているにもかかわらず、スクリーンの場所を間違えて一番前を取る人もいます。人の話はよく聞きましょう!

 

.ファミリー層、シニア層はお手洗いが近い!

映画館に行き慣れてない人たち以外にも多い客層。そう、それはシニア層。

彼らは、お手洗いがものすごく近いのです……。

そのため、「真ん中の見やすい座席で見たいけど出入りがねえ……」「トイレに近いところが良い」と言われる方が非常に多いです。これはもう体質なので仕方ありません。シニア層に人気の映画(戦争映画や歴史物)で、特に平日の朝から昼にかけて映画館の座席はほぼ通路側が埋まっていますもし通路側を座ろうと考えているのならネット予約をオススメします。

そして土日、大型連休だとファミリー層(子連れ)もやってきます。『ドラえもん』、『妖怪ウォッチ』、『ポケモン』いわゆるお子様向け映画は通路側の取り合いです。

▲トイレの取り合いに『ナイスガイズ!』のライアン・ゴズリングも参戦か?

お子様がお手洗いに行く回数が多いことから通路側を取られることが多いです。窓口で真ん中しか残ってない場合は「トイレ行きにくいけどどうする?」と親御さんからお子様に言っているシーンをよく見かけます。子育てって大変だなと思う瞬間です。

 

.劇場の作りによって埋まり方はばらつきがある

先ほど書いたふたつに加えて通路側から埋まる理由についてあともうひとつ。

劇場の作りによっても埋まり方が変わってくるのです!というわけで2枚の画像をご覧ください。

▲(画像参照:大阪ステーションシティシネマ http://www.osakastationcitycinema.com/site/oscc/)

この2枚の画像、比べてみると明らかに大きな違いがあります。それは出入り口の数と劇場の真ん中あたりに大きな通路があるかどうかです。

スクリーン10と書かれた劇場だと真ん中より後ろの通路側、スクリーン1だと入り口近くの真ん中の大きな通路の前の座席が順次埋まっていきます。それは劇場の大きさ、作りが関係しています。

小さな劇場だと真ん中に大きな通路はなく、出入りできる場所が限られていますよね?そうなるとシニア層や出入りが面倒だと感じる人は入り口近くの通路側に集中します。

しかし気兼ねなく出入りできてかつ見やすい座席があれば、お客様は真ん中のブロックに座ります。当たり前と言えば当たり前ですが。それによってお客様の座席選びの仕方は変わるのです。

このように劇場の作りによっても若干ではありますが埋まり方は変わっていくこともあります。

 

.アニメ・映画好きから人気の作品は真ん中から埋まる!

通路側から埋まる! というお話をここまでずっとしてきましたが、もちろん真ん中から埋まることもあります。それはいわゆる“ガチ勢”の多い作品、そう、アニメ作品です。

(今から2年前、映画館を地獄へと変えた伝説のアニメ映画といっても過言ではなかった『ラブライブ!』 ※そんな私はにこちゃん推しです……)

お手洗いが近いシニア層や帰りを気にするお客様たちとは違って、真剣に映画を楽しみにしている人たちが多い作品になると話は別です。一番いい場所で見たい!という思いで目線の高さあたりの真ん中から後ろが埋まります。逆に通路側しか残ってないと露骨に嫌な顔をする人もいます。

アニメ映画だけではなく『スターウォーズ』シリーズやホラー映画(最近だと『ドント・ブリーズ』)など映画が好きがたまらん!という人が多い作品は真ん中の座席が圧倒的に埋まっていきます。

逆に言えば老若男女問わず見られる映画(『ハリーポッター』シリーズや漫画実写化系の作品)は色んなタイプのお客様が多いので通路側が人気になるのです。

▲『HiGH & LOW THE MOVIE』はどんな席の埋まり方だったのか気になりますねえ琥珀さぁン!

 

.最後に

いかがでしたか?

これを読んでなるほどなあ〜と思ってくれたらすごく嬉しいです。というか思ってくれ。

ひとつの視点だけで物事を見ちゃダメだなあと映画館で働きだしてから改めて思う玉澤なのです。ちなみに私は一番後ろの真ん中一択で座ります。だって楽だもん。

もし皆さんも劇場に入った時、どういう風に座席が埋まっているのか観察してみてください。面白い発見があるかもしれません。

 

by 玉澤千歩

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