Jimmie Soulの映画の中のソウル・ミュージック①:『LOOPER』

みなさま、はじめまして。 ジミー・ソウルと申します。

今回ご縁がありまして、この「ファンダンゴ」で記事を書かせて頂くことになりました。映画は元より、映画の中のソウルミュージックを紹介させて頂ければと思います。

簡単に自己紹介から。

▲Jimmie Soul (ジミー・ソウル)

1978年香川県生まれ。営業職に従事するサラリーマン。 2016年11月 Twilight City RecordsよりMix CD 「 Better Call Soul」をリリース。

Mix Cloudにて隔週配信の海賊ラジオ「Jimmie Soul Radio」の人気が地味~に拡散中。

「ジャッキー・ブラウン」オープニングのボビー・ウーマックのイキフンに やられたしまったジミー・ソウルが、映画内でかかるソウルミュージックを語ります!!

さて、今回ご紹介する映画は 『LOOPER/ルーパー』(Looper)

ライアン・ジョンソン監督による2012年のアメリカ合衆国のSF映画。 出演はジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント。

 

◆『LOOPER』あらすじ

舞台は2044年のカンザス州、ジョーは未来の犯罪組織の依頼で過去にタイム・トラベルしてくる標的を処理する殺し屋、通称「ルーパー」だ。

しかしある依頼で処理することになったのは、30年後の未来からやってきた自分自身だった。未来の自分を殺せずに取り逃がしてしまったジョーは、彼が標的にしている相手が30年後に未来の犯罪王「レインメーカー」となる幼い子供であることを知る…

 

「タイムトラベルは複雑だから聞くな!」という映画史には残らない名セリフが素晴らしい作品です。

さてこの作品、実はエンディングに「Chuck and Mac – Powerful Love」がかかり思わず「おお!」と声が漏れたのを覚えています。 強烈なソウルバラードです。歌唱も演奏も素晴らしい。

Chuck and Mac – Powerful Loveはイリノイ州シカゴのTwinightレーベルから1970年にリリースしたシングル。


この曲では、こんな内容の歌詞が歌われております。その中にはどんなメッセージが込められているのでしょうか。

Why in the world, do i love you like i do, baby?
When you told me over and over
Sure enough, girl, that you wouldn’t be true
Well, i can’t stop myself, from singing this same old song

I love you, with a love so powerful
So powerful that it’s wrong

I could tell myself, i don’t want you any more, oh, baby
Then i turn around, and say goodbye, oh, baby
Walk straight on out the door
But you know i’ll be back, on my bended knees
Before you can count to 10
Because i love you, with a love so powerful
Oh, so powerful, it’s a sin

I guess i’m a prisoner ,and you got the key, baby
I know i’ll never be happy, till you love me, and set me set me free
So, baby, try it my way, oh, and please
Don’t make me wait too long
Because i love you
With a love so powerful
Oh, so powerful

Chuck and Macは実はAubrey “Chuck” Wallace and Roosevelt Matthewsのユニットで特にRoosevelt Matthewsさんが特にソウル・ファンクのレコードコレクターには有名です。

▲Roosevelt Matthews With Billy Ball & The Upsetters -Tighten Up

▲Roosevelt Matthews With Billy Ball & The Upsetters – You Got Me Diggin’ You 

片面はご存じ「Tighten Up」のカバーですが、世に出ている数ある「Tighten Up」のカバーの中でもこのテイクがベストカバーなのではないでしょうか!? You Got Me Diggin’ Youの方も強烈です。

業界ではこのように両面ともに素晴らしいレコードをダブルサイダーと呼びます。

Roosevelt Matthewsさんも録音時にはまさか自分のレコードがDJ涎垂のアイテムになったり、2012年話題の映画作品のエンディングテーマに使われることになるとは 想像していなかったことでしょう。レコードは巡りますね。

ライアン・ジョンソン監督といえば話題のドラマ「ブレイキング・バッド」でも3話監督をされていますね。 中でもシーズン5 14話「オジマンディアス」は全米監督協会TVドラマ部門最優秀監督賞を受賞しています。

「ブレイキング・バッド」といえば「Darondo – Didn’t I 」が劇中でかかりこちらも「おお!」と声が漏れた選曲だったのですが、

まさかこの回もライアン・ジョンソン監督制作回なのか!?と色めき立ちましたが残念ながら違いました。 もしそうだったらこの連載も最高のスタートダッシュが切れたのに…

蛇足ですが私のMIXCD「Better Call Soul」はそのタイトルからもわかるように 「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」のオマージュとなっております。あのドラマの世界観を表現したつもりです。


ライアン・ジョンソン監督がChuck and Mac – Powerful Loveを 耳にした経緯を次回また別の映画作品を含めてご紹介します。

スターウォーズ・エピソード8の抜擢されているライアン・ジョンソン監督が スターウォーズの中でこんな楽曲を使ってくれたら「おお!」ってまた声が漏れることでしょう。まあ、それはなさそうですね。

▲Eula Cooper – Try 

 

by Jimmie Soul

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